ロシア・フィンランド公演

2003年9月24日~30日

公演日程

9月25日(木)モスクワ公演 19:00~ 
 「ロシアにおける日本文化フェスティバル2003」参加公演(在ロシア日本国大使館後援)
 場所 ロシア演劇人同盟シアター
 出演 桂小春団治「お玉牛」「皿屋敷」(ロシア語字幕)

26日(金)ヘルシンキ公演 19:00~ (在フィンランド日本国大使館主催)
 場所 ヘルシンキ大学room13
 出演 桂小春団治「お玉牛」「皿屋敷」(フィンランド語字幕)

27日(土)ヘルシンキ大学ワークショップ 12:00~ (在フィンランド日本国大使館主催)
 場所 ヘルシンキ大学room21
 出演 桂小春団治「お玉牛」、落語解説(フィンランド語字幕、同時通訳)

国際交流基金助成・在ロシア日本国大使館後援・在フィンランド日本国大使館主催公演

9月24日(水)モスクワ到着

今日から欧州公演。
6月の韓国公演に次ぐ今年2度目の海外公演で、欧州の公演はこれで5度目となる。
今回はロシアで行われている一大日本紹介イベント
「2003 ロシアにおける日本文化フェスティバル」参加公演とフィンランドの2カ国。
ツアーメンバーはプロデューサーのマイケル・ジャックソンに
三味線のマルコ(住田益子)、太鼓の桂福矢といういつものメンバー。
関空からフランクフルトに飛び、フランクフルトからモスクワへ。
本当はエコノミークラスのフライトなのに、マイケルの持ってるルフトハンザの
ゴールドカードのおかげで全員ビジネスクラスになり、フランクフルトまで楽できた。
約18時間ほどかけてモスクワのシュレメチボ空港に到着。
入国審査を出ると夜遅くにも関わらず大使館の浅井さんが待っていた。
普通は到着ロビーで合流するのだが、ロシアは税関がうるさいらしく、
我々の太鼓や三味線などの持ち込みで障害があるといけないからと、
外交官パスで税関前まで来てくれてた。
大使館の車にスーツケース、鳴り物やプロジェクターなどを積み込みホテルへ。
ロシアは字幕に使うプロジェクターが調達しにくいと言うことで、
今回はプロジェクター持参。
モスクワの宿はホテル・ロシア。
クレムリンの前にある巨大ホテルで6000室も客室があるらしい。
ロビーで大使館の広報文化センター所長、川端参事官と会い、
明日の公演の段取りなどを確認する。
ホテルはツインのシングルユースで、きれいな部屋だったが
窓の外を見て驚いた。
パルナスのコマーシャルのようなタマネギ頭の聖ワシリー聖堂と
クレムリンが真正面に見える。絶好のロケーション。
福屋を部屋に呼び、ライトアップしたクレムリンを眺めながら
関空で買ったシーバスリーガルを二人で飲んだ。

ルフトハンザ機内で。しばらく和食ともお別れ。

クレムリンを眺めながら一杯。

ホテルロシアの部屋から眺めるクレムリンと聖ワシリー聖堂。

9月25日(木)ロシア公演

7時頃に目が覚め、シャワーを浴びレストランに。
ところがカードキーを見せて部屋につけてもらおうと思ったのに
キャッシュでないとダメらしい。
モスクワは少ししかいないし、下手にルーブルが残っても仕方がないので
ルーブルに金を替えてない。
すぐマイケルの部屋に行きルーブルをもらい、福矢・マルコに声を掛けて
レストランに。
マイケルも後から合流。
朝食後、公演に必要な物をスーツケースから出し、別のカバンに詰めてロビーに。
大使館の日下部さんらと大使館の車で公演会場のロシア演劇人同盟シアターに向かう。
演劇人同盟シアターは2階席も合わせると約400人ほどのこぢんまりした劇場で、
落語にはぴったりの会場。
今回の公演はすごい反響だそうで、予約で満席になり、
補助席が出るらしい。
10時から設営開始。
プロジェクターの位置決めをし高座を組み照明を調節し、
音響チェックする。
劇場スタッフもこちらの要求に応えててきぱき作業は進み、
1時頃あらかた設営は終わった。
昼食後、公使挨拶や落語終わりでする質疑応答の照明きっかけなどの
リハーサルを簡単にして少し観光。
大使宅を訪問することになっているので1時間半ほどしか時間がない。
川端さんととりあえず赤の広場へ。
みんなで写真を撮って土産物屋へ車で連れて行ってもらう。
屋台の土産物屋でマトリョーシカをいくつか買う。
途中で川端さんの携帯に日本から電話。
外務省欧州局ロシア課の野口さんだった。
野口さんは今回の公演でかなり精力的に動いてくださり、
大阪での直前のリハーサルにも東京からわざわざ駆けつけてくださった。
公演のことが心配らしく、電話してくれたよう。
準備は無事終わり、後は公演を待つばかりと伝えると、
では帰宅しますと言う答え。
時差を考えると日本では夜の11時頃。
何か起こったときのために外務省で待機してくれたよう。
そそくさと買い物を済ませて大使公邸へ。
大使夫人が玄関まで出迎えてくださり応接室へ。
野村大使夫妻と約30分ほど談笑。
隣の暖炉の部屋や壁に掛けられた横山大観の絵などを説明していただく。
大使は今日の公演を聞きに行きたかったが仕事で行けないと残念そうだった。
玄関先まで見送りに出てこられた大使夫妻に挨拶し、
再びホールに。
早い目に衣装に着替え、インターネット放送や雑誌、
モスクワの民放テレビなどのインタビューを開演までに3件こなした。
開演前、伊藤公使夫妻が楽屋に来られご挨拶。
そして野村大使夫人が差し入れを持って来てくださった。
7時、伊藤公使の挨拶の後公演スタート。
会場はざっと見渡して85%がロシア人だけど、
笑いはここもやはり日本と同じ所でちゃんと返ってくる。
マクラのロシアネタもうけたし、字幕のタイミングも合ってるよう。
皿屋敷終わりで質疑応答タイム。
大使館のアレクセイさんの通訳で観客からの質問に答えるが、
あちこちから質問が飛び、なかなか終われない。
みんなとても熱心。
終演後鳴り物や字幕機材、毛せん・座布団の高座回りなど
かたづけ車で移動。
この後は伊藤公使主催の夕食会。
10時頃「キーテジ」というロシア料理屋に到着。
伊藤公使、川端さん、アレクセイさんに我々4人、
ウォッカで公演成功を祝い、ボルシチやチョウザメなどのロシア料理を頂く。
夕食会が終わってホテルに送ってもらったが、
福矢・マルコをホテルに残し、僕とマイケルは飲みに出かけた。
巨大ホテルの回りを歩いて飲み屋を探すが時間も遅いので開いてない。
仕方がないのでホテルのバーで飲むことにする。
我々の宿泊してる棟と違う入り口から入ってホテル内を移動しようと思ったが、
何度も行き止まりになり、自分の棟に戻れない。
一旦ホテルを出て外側を歩いて我々の棟にやっと帰り着いた。
2階のバーで1時間ほど飲む。
かなり酔っぱらってしまった。
明日はヘルシンキに移動する。

クレムリンをバックに赤の広場で。右後ろの建物がレーニン廟。

大使公邸で野村大使ご夫妻と。

会場は補助席まで一杯。

9月26日(金) フィンランド公演

朝9時20分ロビー集合。
大使館の車2台に荷物を乗せ分乗してシュレメチボ空港に。
途中大渋滞していっこうに車が動かなくなった。
送りに来てくれた大使館の阿部さんによるとVIPかも知れないとのこと。
ロシアではVIPが通るとき平気で何10分も道路をシャットアウトしてVIPを通すそう。
30分ほどしてやっと動き出す。
走り出すとスイスイ行くので、やはり自然渋滞ではなく、
人為的に止められてたよう。
12:50フィンランド航空でヘルシンキへ。
2時間弱のフライトの間ほとんど寝ていた。
睡眠不足と疲れが出たのかも知れない。
1:40ヘルシンキのヴァンター空港到着。
在フィンランド日本大使館の高谷一等書記官とバートさんが待っていてくれた。
バートさんはマイケルの友達で、去年のベルギー公演の時、
オランダ語の翻訳を協力してくれて、ヘルシンキからブラッセルに駆けつけてくれた。
今回も会場のヘルシンキ大学や日本大使館と話を進めてくれた。1年ぶりの再会。
官用車でまずはホテルにチェックイン。
ヘルシンキの宿は市の中心地、ヘルシンキ中央駅すぐそばの
ラディソン・SAS・プラザホテル。
こぢんまりとしてるが、しゃれた内装でベッドも大きい。
スーツケースから衣装類を出して、別のカバンに詰める。
休む間もなくヘルシンキ大学へ。
約150人入る大教室だけど、ここも予約が多く補助席を出すそう。
教壇の上に机を乗せるが高座としては少し低い。
何かかさ上げする物はないか相談し、ビールケースをバートさんが調達してくれた。
これで高さは十分。
プロジェクターとスクリーンは教室備え付けの物をそのまま使用。
大使館から持ち込んだ金屏風で舞台袖を作り設営完了。
バートさんの彼女リーッカさんと字幕の訂正を少しする。
リーッカさんはバートさん同様日本語ペラペラ。
客が入ると舞台袖に行けないので、客入れの前に舞台袖に入り
そこで着替えもすることになった。
7時、主催者や協賛企業の人の挨拶の後いよいよ開演。
ここも85%ぐらいがフィンランド人。
フィンランド用のマクラの食いつきもよく、フィンランドは親日家が多いと言うことも
あるかも知れないが、ここでも落語はよく受ける。
終演後はフィンランド料理屋「ラッピ」で打ち上げ。
大使館の高谷さん・永井さん、バートさんにリーッカさん、
翻訳をしてくれたサミーさんとお友達、そして我々一行。
外国人グループもみんな日本語ペラペラ。
トナカイ料理など、フィンランドも料理はすごくうまい。
食事の後マイケルの部屋でサンブッカを飲む。
部屋にもどって服を脱ぎ、倒れるように眠り込んだ。

ヘルシンキ大学の入り口に貼られたチラシ。

大教室は補助席まで一杯。

フィンランド料理屋で。皿屋敷のお菊ポーズで記念撮影。

9月27日(土) ヘルシンキ大学ワークショップ

今日は12時からヘルシンキ大学でワークショップ。
10時に大学に行き、小ぶりの第21講義室で設営にかかる。
鳴り物などは昨日の控え室に置いてあったので設営はスムーズに進んだ。
昨日の公演は公務で来られなかった長谷川大使ご夫妻が、
ワークショップに来てくださった。
二番太鼓から出囃子に乗って高座に上がり、落語は「お玉牛」のみ。
落語終わりで高座の前に出てバートさんの通訳で解説を始める。
落語の歴史や落語家の修行などを説明し、
鳴り物のマルコ・福矢を前に出して鳴り物の説明。
幽霊の出の太鼓を実際参加者を前に出して太鼓をたたかせる。
それから簡単な小咄をリーッカさんにフィンランド語に訳してもらい、
座布団の上で参加者に演じさせたりした。
最後の質疑応答も熱心に質問が出る。
終演後撤収し官用車に全て荷物を積み込む。
今日は長谷川大使主催の昼食会。
大使が待つレストラン「トーロン・ランタ」に向かう。
海際で色づいた木々を眺められる落ち着いたレストランで魚料理を頂く。
フィンランドの料理も日本人の口によく合う。
大使夫妻は非常に気さくで食事しながら話も弾む。
10月には東京に戻られるそうで、12月の東京独演会の宣伝をしておいた。
5時頃に大使と別れホテルへ。
部屋に荷物を置いてそそくさと買い物に出かける。
明日はオフでゆっくり出来るが、日曜日は店が開いてないらしいので、
フィンランドでの買い物のチャンスはこの1時間ほどしかないかも知れない。
北欧最大の百貨店「ストックマン」に徒歩で向かいみんなそれぞれ買い物タイムとなった。
フィンランドはムーミンのふるさとなので、ムーミンのピンバッジなどを買う。
昼食が遅かったので夕食は遅い目に設定し、ホテルの部屋で滞っているホームページの更新。
モスクワでは全然公演日記が書けなかったし、メールのやりとりもしていない。
夕食までの2時間ほど部屋にこもってせっせと公演日記を書く。
8時ロビー集合。
マルコは夕食をパス。
僕と福矢・マイケル・バート・リーッカの5人でどこへ行こうかと相談。
みんなあまりおなかが減っていないようなのでパブで一杯やることにする。
いろんな国のいろんなビールをみんなで飲んで、
やっと少しおなかが減ってきた。
カジュアルなレストランに移動して、ワインなどを飲みながら談笑。
バートもリーッカも本当に日本語がうまい。
彼らと喋っていると外国人だと言うことを忘れる。
外に出ると雨が降り出してきた。
明日ヘルシンキを観光するつもりなので天気が心配。

ヘルシンキ大学

高座でフィンランド語の小咄に挑戦するワークショップ参加者。

谷川特命全権大使夫妻とレストランの前で。

9月28日(日) ヘルシンキの休日

全ての公演が終わり今日は完全オフ。
24日の夜にモスクワに入り、
25日公演、26日ヘルシンキに移動してその夜公演。
27日ワークショップと、かなりタイトなスケジュールで動いていたので
最終日にオフを設けた。
今日はヘルシンキを観光するつもり。
朝もゆっくりできるように11時ロビー集合。
大使館の高谷さん、永井さんにバートさんも同行してくれる。
車で5分ほどの所にある港からフェリーに乗ってスオメンリンナ島へ渡る。
スオメンリンナ島はフィンランドの南海岸を守る要塞で
ユネスコの世界遺産にもなっている。
フェリーで15分ほどで行けるが、観光客で満席。
6つの島を橋で繋いだようになっていて、所々に城壁が築かれ、
大きな大砲が何門も残されている。
天気が少し心配だったけど、青空も見えだし船から下りると暖かくなってきた。
島のいたる所に大砲や潜水艦が残され、博物館もある。
城壁や紅葉した木々の間を歩き、のんびりと海を眺める。
2時頃船着き場近くのレストランで遅い昼食をとり、
再びフェリーで港へ。
船着き場周辺は土産物屋の屋台店が並ぶ。
あちこち屋台をのぞいて少し買い物。
このマーケットで解散して自由行動となった。
一人でウスペンスキー寺院、ヘルシンキ大聖堂など写真を撮りながら
歩いてホテルに帰った。
部屋に戻ってメールチェックやホームページの更新。
7時にロビーに集まって夕食に出かける。
バートさんの案内で近くのメキシコ風レストランで一杯やりながら食事。
その後はマイケルの部屋でサンブッカやウォッカなどを飲む。
明日は朝早くホテルを出て空港に行かないといけないので、
11時半頃部屋に戻って休んだ。

スオメンリンナ島の大きな大砲と。こんな大砲がゴロゴロある。

紅葉と城壁が青空に良く映える。

海を眺めながらのんびり島を散策。

9月29・30日(月・火) ヘルシンキから日本へ

6時前に起きて荷物を詰める。
昨日あらかた詰めてたのでそれほど苦労もしなかった。
7時にレストランに行き、ささっと朝食。
朝7時半ロビー集合。
大使館の車が2台迎えに来たが今日はフィンランド人の運転手のみ。
バートさんも見送りに来てくれた。
みんなで空港に向かったが、実はマイケルは我々とはここで別れて、
昼からロンドンに向かう。
イランでの狂言の公演に同行するらしいが、ビザが本国でしか取れないらしく、
ここまで来たついでにロンドンに寄るということだった。
ところが航空会社のカウンターでチェック・インすると、荷物の重量オーバー。
来る時は4人で、しかもマイケルのセネター・カードのおかげで
ビジネスクラスにアップ・グレイドしたから重量オーバーにならなかったが、
3人でしかもエコノミーだとオーバーしてしまう。
どのくらいオーバーしてるのか聞くとなんと44kg!
これはかなりの数字。
まともに超過料金を払うと目の玉が飛び出るぐらい取られる。
仕方がないので締太鼓や変圧器・プロジェクターのコード類の入ったスーツケースを
マイケルに託す。
それでもまだ20kgほどオーバー。
プロジェクターからコード類を出したり、スーツケースから衣装などを出しては、
空きカウンターのベルトの上にのせて計量する。
なんとか44kgの減量に成功。
荷物を預ける。
外に出した荷物はマイケルが別便で持っていくと見せかけて、
見えない所で手荷物のバッグに詰めるが、何せ量が多いので、
背中に背負ったカバンはパンパンになり、いくつか手に持たないといけない。
この状態でフランクフルトで乗り換えて関空まで行かないといけない。
バートさんとマイケルと別れてセキュリティーを通る。
中に入ればカートもあるので手荷物は多いがそれほど苦労はしなかった。
今回もそれぞれの大使館の人達にかなりサポートをしてもらい、
また現地で協力してくれたバートさんや、うまく翻訳してくれたみなさんのおかげで
どことも満員ですごく喜んでもらえた。
翻訳はかなり笑いに影響するので心配だったけど、
フィンランド語のサミーさんやロシア語の翻訳をしてくれた方のセンスで
ちゃんとツボで笑いが来た。
特にロシア語は村上春樹のロシア語訳をしてる人が
今回落語の翻訳をしてくれたそう。
これからもどんどんいろんな国に上方落語の笑いが広まるといいな。
今回も各方面の皆様お世話になりました。
ありがとうございました。

ダイジェスト写真集 ロシア編

我々が泊まった6000室の巨大ホテル。ホテルロシア。

ホテルの前はクレムリンと聖ワシリー聖堂。

赤の広場。

お土産で買ったロシア名物マトリョーシカ。

ロシア語で書かれた公演のポスター。

会場のロシア演劇人同盟シアターのロビーは日本調ディスプレイになっていた。

開演前にテレビのインタビューを受ける。

満席の客席。とてもやりやすい広さの劇場。

ダイジェスト写真集 フィンランド編

ヘルシンキ中心部。

フィンランド語の字幕もタイミングがバッチリ。

ヘルシンキ大学でのワークショップ風景。

長谷川大使主催の昼食会。

フェリーでスオメンリンナ島へ。

スオメンリンナ島。城壁と緑が美しい。

第二次大戦中に使われていた潜水艦ヴェシッコ号。

潜水艦内部。左は魚雷。内部に入るのに3.5ユーロ必要。

島にはガラス工房もある。

王様の船着き場キングス・ゲート。

所々で木々が色づいている。

島からヘルシンキの街を見ると虹が架かっていた。

港のマーケットで父親ピーターのために毛皮の帽子を物色するマイケル。

元老院広場のヘルシンキ大聖堂。

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