ソウル公演

2007年7月22日(日)~23日(月)
7月22日(日)ソウル公演 韓国国立劇場小劇場(タルオルム)
(独)日本芸術文化振興基金助成事業、(社)上方落語協会・駐大阪大韓民国総領事館・韓国文化院後援
7月22日(日)ソウル公演
今日は「落語とパンソリの夕べ」のソウル公演。
今月の3・4日と大阪はワッハ上方、東京は国立演芸場で同じ公演をした。
韓国の語り芸パンソリの第一人者、ナムヘソンさんと太鼓の伴奏キムチョンマンさんをソウルから招き、日本で2公演。
そしてこちらからソウルに出向き1公演と、ホーム・アンド・アウェー形式での日韓語り芸の競演。
僕が理事長を務めるNPO法人国際落語振興会の主催なので、日本の劇場だけでなくソウルの国立劇場もこちらで押さえた。
9時40分の飛行機だけど、夏休みに入り混むことを予想して、6時45分に関空集合。
今回のメンバーは字幕のマイケル・ジャックソンに鳴り物の桂福矢、桂ひろば。
三味線の花登益子に今回の公演を協力してくれてるこりあ企画の安聖民さんの6人。
2時間弱で仁川空港に到着し、バスで劇場へ。
劇場に鳴り物やビデオプロジェクターなどを一旦置いて、タクシーで明洞近くのホテルにチェックイン。
それから昼食を取りに街に出掛ける。
昨年秋ののソウル旅行でも行った明洞餃子でカルククスを食べたいというと、
そこにしようとなり繁華街明洞の中心地へ。
カルククスはのびたにゅうめんのような麺類だがとてもうまい。
それとマンドゥウという餃子のような物も。
昼食後ホテルに戻って衣装などを持ってまた劇場へ。
3時頃から舞台設営。
パンソリ用の舞台がしつらえられていて、そこに高座を組む段取り、
後ろにスクリーンを張る段取りなどを決めていく。
プロジェクターもセットでき、音響と照明チェック。
安さんの通訳で劇場スタッフに照明や客電の打ち合わせ。
舞台や客席後方のテクニカルブースやらあちこち走り回る。
4時頃にはナムヘソンさんやキムチョンマンさんも楽屋入りして、音響チェック。
その後いろいろ作業していると、太鼓のキムさんが、日本で宮廷料理をごちそうすると約束したので、
劇場下の宮廷料理屋を予約したという。
慌てて作業をあらかた済ませ、5時半頃料理屋へ。
昨年秋にも来た所だった。
7時半からの開演なのであまりゆっくり出来ない。
昼に食べたカルククスとマンドゥでお腹いっぱいだったので、せっかくの料理があまり食べられない。
1時間ほどでごちそうさまをしてみんなで楽屋へ。
楽屋で準備していると、大阪の居酒屋でよく会う大野さんがひょっこり現れた。
びっくりして聞くと、仕事でたまたまソウルに来てたそう。
外国で日本の常連さんに会うとは思わなかった。
今回来月のNY公演の準備と重なって、あまりソウルの準備が出来なかったし、
手違いでチラシの印刷がかなり送れ、7月中頃にやっと出来た。
宣伝が心配されたが、ナム先生やキムチョンマンさんらが「国楽の広場」という
テレビ番組で宣伝してくれたり、方々告知協力を依頼したので、
何とか150人ほどのお客さんが来てくれた。
パンソリの後中入り。
そして僕の「お玉牛」。
とても熱心に聞いてくれる。
こちらで留学している日本人の女の子からも韓国人の
友達に是非落語を聴かせたいと言うメールももらってた。
9時半、無事終了。
鳴り物やプロジェクターをカバンに詰めタクシーでホテルに置きに帰り、
また明洞に繰り出し。
居酒屋でビール・ジンロ・マッコリなどを飲んで打ち上げ。
次の日は月曜でラジオのレギュラーがあるので、朝9時50分の飛行機で関空へ。
結局24時間も滞在しなかったが、念願のパンソリとの競演も日本と韓国で果たし、
芸の交流が出来た。

ハングル字幕の「お玉牛」
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