パリ・カンヌ・ヴィルファヴァール公演

2010年3月23日~4月1日

3月24日(水)19:00 ヴィルファヴァール公演
 出演 桂小春團治「お玉牛」「皿屋敷」(フランス語字幕)
    三味線:花登益子、笛:桂福矢、太鼓:桂ひろば
 字幕:ティム・カーン
 お香デモンストレーション:田中英次、菊谷勝彦、郡司典子   
 場所 Ferme de Villefavard

3月26日(木)14:00 ヴィルファヴァール公演 中高校生向け公演
 出演 桂小春團治「お玉牛」(フランス語字幕)
    三味線:花登益子、笛:桂福矢、太鼓:桂ひろば
 字幕:ティム・カーン
 お香解説:田中英次
 場所 Ferme de Villefavard

3月26日(金)20:00 パリ公演
 出演 桂小春團治「お玉牛」「皿屋敷」(フランス語字幕)
    三味線:花登益子、笛:桂福矢、太鼓:桂ひろば
 字幕:ティム・カーン
 お香解説:田中英次
 場所 パリ日本文化会館

3月27日(土)14:00 パリ公演 日本人向け公演
 出演 桂小春團治「さわやか侍」「冷蔵庫哀詩」、桂福矢「牛ほめ」、桂ひろば「動物園」
    三味線:花登益子
 場所 Théâtre Trévise

3月27日(土)20:00 パリ公演
 出演 桂小春團治「お玉牛」「皿屋敷」(フランス語字幕)
    三味線:花登益子、笛:桂福矢、太鼓:桂ひろば
 字幕:ティム・カーン
 お香解説:田中英次
 場所 パリ日本文化会館

3月29日(月)19:30 カンヌ公演
 出演 桂小春團治「お玉牛」「皿屋敷」(フランス語字幕)
    三味線:花登益子、笛:桂福矢、太鼓:桂ひろば
 字幕:ティム・カーン
 お香デモンストレーション:田中英次、菊谷勝彦、郡司典子
 場所 Espace Miramar

笹川日仏財団助成公演

3月23日(火) 日本出発

今日からフランス公演。
国連とカーネギーのNY公演から1ヶ月しか経ってないので準備が慌ただしかった。
11時関空発なので集合は9時。
今回は落語だけではなく、お香の紹介もあって「ウィットとパフューム」の国に
日本の「笑いと香り」を伝えるというのがテーマ。
僕のお香「香はるだんじ」を作ってもらってるお香屋さんの田中さん一行3人と、
いつもの鳴り物担当桂福矢、桂ひろば、三味線の花登益子に、
前回のNY公演から加わってくれてる友人のティム・カーンが字幕担当。
総勢8人でフランクフルト経由でパリへ向かう。
僕は貯まってたマイルが今月末に2万マイルぐらい消えるので、ビジネスクラスにアップグレードした。
荷物の積める重量も増えるし。
今回はこの荷物がネックだった。
最近欧州線はどことも荷物制限が厳しく、一人20kgまで。
太鼓や字幕機材、お香の道具などを入れると個人の荷物を減らしても
50kgぐらいオーバーしてしまう。
超過料金は往復で30万円を超える。
それで太鼓とお香道具は最初の公演地ヴィルファバールに別送した。
それでも17万ほどかかるが仕方がない。
フランクフルトで乗り継ぎ時間が1時間ちょっとしかなく、広い空港内の移動などあって、
間に合うか心配したけど追い風で早く着いたので、入国手続きもあったけど余裕だった。
午後6時頃パリのシャルル・ド・ゴール空港到着。
空港には今回支援していただいてる笹川日仏財団の伊藤さんと、DVDの撮影班が待っていた。
伊藤さんは2006年のフランス公演でもお世話になった。今回で2度目。
DVDはこのフランス公演の模様を撮影し、先月のNY公演のために作った4カ国語の字幕を選択して、
外国人も落語を楽しめるようにするもの。
今回は12人というかなり大所帯の公演となった。
ヴィルファバールまでは当初列車で移動するはずだったけど、
鉄道ストが予定されていたため、バスをチャーターしていた。
それぞれの荷物をバスに積み込んで3時間半ほどで着くと思っていたが
、渋滞や運転手の規定の休憩やらで5時間ほどかかってしまった。
夜中の12時過ぎにヴィルファバール到着。暗くてよくわからないけどすごい田舎のよう。
今回の公演場所は当地の指揮者ジェロームさんが作ったホールで、
アーティストが泊まれるように宿泊施設もある。
と言うより、周りにはホテルも何もないから宿泊施設も併設しはったよう。
暗いけど雰囲気のいい中庭がある。
それぞれ個室があてがわれ、部屋に荷物を置いて食堂で軽食をいただく。ワインが赤とロゼ、
樽ごと置かれているのがうれしい。さすがフランス。しかも飲み放題。
2時頃解散して部屋に戻った。

古い農家を改造して作られたホールFerme de Villefavard。
夜はライトアップされている。

ワイン飲みながら軽く食事。趣のある薪ストーブが食堂の中央に。

修道院のようにシンプルな僕の部屋。

3月24日(水) ヴィルファバール公演

朝は8時半に朝食時間を設定して、10時から設営開始。
昔の大きな納屋を改造してホールを作ったようで、300人収容できる素敵な会場。
会場に入るとすでに高座が組まれていたので、位置決めして日本から持参した毛せんを掛ける。
撮影班は撮影場所を決め、コード類など配線の取り回し。
舞台袖を作ってプロジェクターをセットし、音響や照明の調整。
ここはコンサートホールなので音響はよく、三味線や太鼓は生音でじゅうぶん。
聞けばここにわざわざアーティストが録音に来るほどの音の良さだとか。
はめものが入っている部分だけやって、高座のマイクと鳴り物の音のバランスを調整する。
スタッフはオーナーのジェロームさんしかいないので、順番に作業を進めていく。
今回忙しくて字幕の手直しなどできなかったので、カーンと伊藤さんで字幕の変更などしていく。
ところがここでトラブル発生。
ジェロームさんが配線を変えようと、いきなりプロジェクターの電源を抜いてしまった。
字幕に使うビデオプロジェクターは強力なランプが内蔵されていてかなり高温になる。
常にファンで冷やさないといけないし、終了する時もランプが冷めるまで
風を送ってから終了するように作られている。
それをいきなり高温のまま終了してしまった。
ランプが切れると使えない。先月のNY公演の時はランプの換えをちゃんと持って行ってたが、
今回は飛行機に積める荷物の重量が制限されていたので、荷物を減らすために交換ランプを入れていない。
おそるおそる再び電源を入れると、バチバチバチと嫌な音がしてランプが点かない。
プロジェクターのランプはかなり高額だし、ましてこの田舎では簡単に調達できない。
取り寄せるにも今夜の公演に間に合いそうもない。
まいった。
とりあえず少し冷ましてからもう一度電源を入れてみた。
そしたら、ちゃんと作動した!
ランプが切れたかと冷や冷やした。
事の重大さがわかったジェロームさんが心配そうに見ていたが、大丈夫とわかり抱き合って喜んだ。
あらかた作業が終わったところで一度通しでリハ。
普通の落語会だと音響や照明のチェックだけでリハなどしないけど、
字幕のタイミングなどもあるのでやっておいた方が安全。
カーンは1ヶ月前に国連でも字幕操作してくれたけど、間あいてるし。
すべて終わった頃には夕方になっていた。
お香のデモンストレーションをするロビーのしつらえもできて、しばし休憩。
食堂に軽食がちゃんと用意されている。
今回は落語だけではなくお客さんに日本の香りも楽しんでもらおうと、全員に簡単な匂い袋をあげ、
ロビーにお香コーナーを設けて、お客さんに合ったお香を調合してあげるサービスもする。
そして落語の前に田中さんが字幕で簡単なお香の解説もするが、
着物でと僕がリクエストしたのでわざわざこのために着物を2着新調したそう。
でも自分で着られないので、福矢やひろばが着付けのお手伝い。
開演30分前の6時半頃からお客さんがぞろぞろ集まりだした。
人口150人の村に300席のホール建てて、どれほどお客さんが集まるのかと思っていたら、
どこから来るのか170人ほどおお客さんが来てくれた。
中には45kmも離れたところから来てる人もいるという。
お香の解説の後鳴り物解説と「お玉牛」、中入り後「皿屋敷」といういつものパターン。
田舎のお客さんの反応はどうやろと心配したけど、やはり日本と同じ所で笑いが返ってくる。
ここも心配は無用や。
終演後また食堂でワイン飲みながら食事。
この、樽ごと置かれたワインを飲み放題というのはついつい飲んでしまう。
明日もあるのでほどほどに・・・

部屋の窓から中庭が見える。
右手の大きな建物が納屋を改造したホール。

ロビーにしつらえられたお香コーナー。
その人のイメージにあった香りを作ってあげる。

村の人口を超えたお客さんが来てくれた。

3月25日(木) ヴィルファバールからパリへ

時差ボケで早くに目が覚めたので、今日締め切りの雑誌の原稿書きをしてしまう。
こんなフランスの片田舎にまで日本の宿題を持ってきてしまった。
今朝も8時半から朝食。
今日は2時から地元の中・高生用の公演があるが、
舞台は昨日のままなので午前中はゆっくりできる。
朝食の後、施設のオーナーのジェロームさんの家にみんなで行ってみることにする。
田舎道をトコトコ2kmほど歩いて行く。
天気もいいし暖かい。
景色や古い家、羊や牛を眺めながら教えられた道を歩いて行くが、
全く人とすれ違わない。
貸し切りのような農道。
石造りの小さな橋の手前で川に沿って脇道に入っていくとジェロームさんが出迎えてくれて、
敷地内を案内してくれた。
家の目の前を小川が流れていて、そのそばに小屋がある。
聞くとサウナ小屋だという。
サウナで暑くなると前の川に入る。
それを繰り返すそうな。夏はサウナ小屋のテラスで眠るのだそうな。
小屋の向こうにはたくさんの薪が切られている。
家や施設のストーブで使う薪をここで大量に切っているのかと思ったら、
今年の夏に台風で庭の大木が倒れたのだという。
それでその倒れた木をせっせと切って薪を作っているそうな。
薪割りなんかした事ないので、薪割りをさせて欲しいと頼むと、
納屋の鍵を開けて中からチェーンソーを持ってきた。
「ジェイソンやないねんから!」と思わず突っ込みを入れてしもた。
こっちの方が早いのにと言いたげな表情で、チェーンソーをしまって斧を持ってきた。
カナダに帰ったときはいつも薪割りをすると言うカーンが、
薪をセットしてくれて慎重に斧を振り下ろすと、中心は外れたがきれいに割れた。
柾目にヒットすると力を入れなくても斧の重みできれいに割れる。
みんなで怪我しないように注意しながら薪割り体験。
ところがひろばがすると全然割れない。
一番薪割り向きの体なのに。
カーンにコツを教えてもらうが一向にだめ。
こんな物にも向き不向きがあるもんやなぁ。
家の中も見せてもらってまたトコトコ田舎道を歩いて施設に戻った。
まだ昼食まで時間があるので、いつも食堂で出会う音楽家のグループの練習を見に行くことにした。
ここにはホールの他に小さなリハーサル室もあって、そこでバロック音楽を練習しているグルーがいる。
いつも食堂で会って、練習を見に行ってもいいかと聞くと
11時からやっているからいつでもどうぞと言っていた。
我々の宿舎の上にリハーサル室があって、入っていくと練習の真っ最中。
ボーカル3人と小さなハープとバイオリンが伴奏。
3人は別の歌詞を歌ってハーモニーを作る。
食堂で昔の譜面も見せてもらったが、かなり古い音楽を再現してるよう。
見学の後いつもの食堂で昼食。
毎日僕たちのために料理人が来て食事を作ってくれる。
食事の後事務所から朝書いた原稿を日本にメールで送って、また字幕の手直し。
毎日どこかしら訂正箇所が見つかるし、今日は中学生と高校生が授業の合間に来るらしいので、
鳴り物解説と「お玉牛」だけのショートバージョン。
ショートバージョンの字幕も作り直して準備完了。
準備中にジェロームさんが来てお別れだという。
パリにも家を持っていて仕事でそちらに今から向かうとのこと。
お礼に手拭いと千社札入りの大入り袋を渡して別れた。
時間が来るとぞろぞろ地元の中高生がやってきて開演となったが、
やっている最中すごい雨の音がして雷も鳴ってる。
午前中はあんなにいい天気だったのに。
生徒達はまじめで熱心に聞いてくれる。
終わってから楽器を見せて欲しいと言うので、
高座に三味線と太鼓を並べて見せてあげた。
楽屋に戻るとき外を見ると雹が降っていた。
なんちゅう天気の変わりやすさや。
着替えてすぐに撤収。
今日はこれからパリに移動する。
鳴り物を梱包し直してスーツケースに入れ、
毛せんをたたみ、プロジェクターやケーブルをしまう。
来るときは鳴り物類は別送したから楽やったけど、
これからは鳴り物類やお香の道具も持って移動しないといけない。
夕方またバスが迎えに来て近郊の都市リモージュへ。
約1時間ほどの道のりだけど、途中で激しい雷雨に見舞われる。
農場を走る見通しのいい道路だから遠くの稲妻がくっきり見える。
あんな太い稲妻初めて見た。
リモージュからパリまでは列車で移動。
これからパリ・カンヌと国内は列車移動なので、
フランスレイルパスという4日間フリーの切符を買ってある。
ところが雷の影響で列車が遅れてる。
フランスの国鉄は時間通りに来ないので有名らしく、10分20分と遅れているのに
表示は「5分遅れ」のまま。
駅前で買い込んだビールを飲みながらひたすら待つ。
結局1時間近く遅れて列車が来た。
雨の中荷物を積み込んで指定席に行くと人が座っている。
僕の席ですがと言うと荷物を持って消えた。
そっちも僕らの席と、我々の席に勝手に座ってる奴をどかせて全員着席。
雨の中荷物を運んで、寒さもあり少し疲れた。
パリまで3時間ほどあるし、向かい合った席でテーブルも付いているので、
フランクフルトで買ったウイスキーを出して酒盛り。
こんな事もあろうかと移動の途中で紙コップも買っていた。
駅で買った水で水割りを作り、
自販機で買ったポテチなどなどつまみながらパリまでのんびり。
パリに着いたときは10時前だった。
駅からタクシーに分乗してホテルへ。
パリの宿はエッフェル塔とセーヌ川の近くで、
その名も「ホテル・エッフェル・セーヌ」というベタな名前のホテル。
ホテルにはパリでお菓子関係の仕事をしている斎藤さんが待ってくれていた。
今回急遽日本人向けの公演もすることになり、パリでの事務局をしてくれる人を探していた。
知り合いから紹介され斎藤さんが事務局を引き受けてくれた。
荷物を置いた後近所のカフェで食事しながら打ち合わせ。
明日からパリ公演。

ジェロームさんのお宅で薪割り体験。へっぴり腰。

自宅前でジェロームさんと。

会場に集まる地元の中高生達。

3月26日(金) パリ公演

今日公演のパリ日本文化会館は11時から設営開始で、
ホテルから歩いて2分ほどの距離なので、朝は少しのんびり。
シャワーを浴びて、パソコンをネットにつないでみる。
このホテルはちゃんとLANが部屋に付いているので繋がるはず。
ヴィルファバールでは部屋にそんな環境が無く、現地で書いた雑誌の原稿もUSBメモリーに入れて、
事務所のパソコンから文面をローマ字入力して日本のマネージャーに送ってた。
壁のジャックにLANケーブルを接続したが、ホテルのサイトに繋がり、
パスワードが必要とのこと。
フロントに電話したら、フロントでパスワードを渡すという。
レストランで朝食を取って、その帰りにフロントに寄ると、
すぐにレシートのようなパスワードが書かれた紙をくれた。
部屋に戻って入力するとすぐに繋がった。
相変わらずメールは受信できるが送信できない。
ここのところ海外ではずっとそう。
送信はネットからサーバーに入ってそこから送るという邪魔くさい方法。
10時45分にホテルのロビーに鳴り物のスーツケースや毛せん・座布団などの
バッグを持って集まると、フロントマンが「チェックアウトか?」と聞いてくる。
そうやろうなぁ、こんな大荷物持って仕事行く奴あんまりおらんやろからなぁ。
全員集まってガラガラ荷物引いて会館へ。
ずいぶん前から設営など打ち合わせしていたので、
会場に入ると高座や舞台袖などはすでに組まれていて、
後は微調整するぐらい。
プロジェクターをセットし、舞台袖となる屏風の位置決めをして、
持参した毛せんを高座に掛ける。
あらかた出来上がったところで昼食タイム。
外国は確実にスタッフの昼休み時間が設けられているから、
我々も昼食タイム。
フランスの休憩時間は1時間半。
近所のカフェで昼食を取る。
休憩に1時間半もいるかいなと思っていたが、
日本と違って料理ものんびりと出てくるので、
食後のコーヒーも飲んだらやはり1時間半ほどかかってしまった。
2時頃からまた設営再開。
コンサート用のホールなので三味線・太鼓は生音でじゅうぶんだが、
落語との音のバランスを取るために、高座にはマイクを置いてもらった。
上方落語は噺の中に“はめもの”が入るので、その辺のことも考慮して
サウンドチェックは必要。
高座マイクの調整の後照明調整。
一通りセッティングできたところで、頭のお香の解説から通しでリハ。
これも字幕のタイミングの再確認のため。
リハが終わったら5時を回っていた。
開演時間の8時までみんなは館内で休憩。
僕は地元の「プラネット・ジャポン」というフランス人向け日本情報雑誌のインタビュー。
約1時間のインタビューが終わったら開演1時間前。
それからそそくさと衣装に着替えて、高座で雑誌用の写真撮り。
お弁当を用意してもらったけど、もうゆっくり食べてる時間がないのでパス。
開場前からロビーにお客さんが溜まっていて、120数席のホールはすぐに満席になった。
後で聞くと最前列には経済協力開発機構の大使も来てたそう。
すごく反応のいいお客さんで、ここも大きな笑いが返ってくる。
終演後着替えに楽屋に戻ろうとしたら、スクリーンのバーに袴を引っかけて
袴がほころびてしまった。
他のメンバーが片付けしてる間にソーイングキットを借りて応急修理。
太鼓類やプロジェクターなどは会館に置いたまま、
衣装などをホテルに置きに帰って遅い食事に出る。
シーフードのうまいお店へタクシーで分乗して、
牡蠣やオマールなどで大満足。
ホテルに戻ってきたときは1時を回っていた。

公演会場のパリ日本文化会館。エッフェル塔のすぐそばにある。
そう言えば前回のパリ公演、日本大使館広報文化部のホールは凱旋門のすぐそばだった。

楽屋で雑誌「プラネット・ジャポン」のインタビュー。

首を左右に振っても音が拾えるよう、マイクを高座角に2本置いてくれた。

3月27日(土) パリ公演2日目

今日も日本文化会館での公演は8時からだけど、
せっかくだから昼間に日本人向けの公演を設定した。
俳優のステファンにパリでの会場を見つけてもらった。
ステファンと奥さんで演出家のサンドリアーヌは芝居の構想を練るため、
フランス政府から派遣されて京都に半年滞在していた。
その芝居の題材が落語だったため、僕も何度かインタビューを受けたり、
古道具屋で買った三味線の皮を張り替えるために三味線屋を紹介したりと、
親交が続いていた。
でも日本人客を集めたり事務局となる人物が必要で、
日本語のできないステファンでは無理なので、
また知り合いのつてを頼って、パリでお菓子関連のライターで通訳もしている
斎藤さんに公演事務局をお願いした。
パリの9区にあるトレヴィス劇場は初めは170席と言う事だったが、
実際は270席の大きな劇場だった。
実際に宣伝を始めたのが2週間ほど前だったので、こんな大きな会場は必要ない。
古いけど落語がしやすそうな劇場。
使えそうな台に毛せんを掛け高座設営完了。
今日は日本人だけの公演なので
スクリーンやプロジェクターなどいらないので設営は楽。
音響・照明を調整して、昼過ぎにはほぼ準備できた。
近所の中華で麺類などみんなでズルズルすする。
ぼちぼちこういうあっさり系の物が欲しくなる時期。
ここもスタッフ休憩に1時間半あったけど、
料理が出るのが遅く、食事が終わったのはサウンドチェックの予定時刻前だった。
どうも1時間の昼休みでは食事ができない国らしい。
この公演は鳴り物の福矢やひろばも1席ずつやり、僕が2席。
お客さんは少なかったけど、皆久しぶりの落語に大いに笑って帰ってもらった。
終演後撤収してすぐに日本文化会館へ。
鳴り物やプロジェクターをセットして開演1時間前の7時まで自由時間にした。
みんなそれぞれ街に散って行き、僕は1時間ほどでメトロでモンマルトルまで行って
すぐに戻って来た。
今日も一杯のお客さんで、ノリもいい。
これでパリの3公演も終わり、残るはカンヌ1公演のみ。
夜はステファンにお奨めのレストラン紹介してもらって、オペラ座の近所までまたタクシーで移動。
エスカルゴ、おいしゅうございました。
明日はカンヌに移動する。

パリ9区にあるトレヴィス劇場。

古いけどいい雰囲気。ひろばを高座に座らせて照明調節中。

ステファンはパリでの3公演すべて見て、自分の芝居の参考にすべく
イラスト入りでメモってた。

3月28日(日) パリからカンヌへ

今日は列車で南仏のカンヌに移動する。
朝9時に別のホテルに投宿してる撮影班と笹川日仏財団の伊藤さんも
うちのホテルに集合して、大型ワゴンタクシー3台に荷物を積み込みギャレ・リヨン駅へ。
パリは行き先によって駅が違う。
ヴィルファバールから来た時は同じパリでもオーステルリッツ駅で、
今度は近所だが南仏方面行きのリヨン駅。
4年前のフランス公演の時もパリからリヨンに移動するときにこの駅を使ったはずだが、
何か雰囲気が違う。
違う入り口から入ったのかも。
フランスの新幹線TGVでトゥーロンまで行き、そこで在来線に乗り換える。
前回もそうだったけど、フランスの列車は直前にならないとプラットホームがわからないので
しばらく荷物をまとめて表示が出るまで待機。
その間に駅を見学。
駅の2階にレストランがあるが、時間待ちで使うとは思えないほど
豪華な内装のレストランがあって、食事もしないで写真だけ撮って帰って来た。
このレストランは映画「ニキータ」にも出てきたそう。
列車のビュッフェは高くてまずいそうなので、駅で昼食など調達。
そうこうしているうちに発車15分前となり我々の列車のホームが表示されていざ移動となったが、
何人かがたばこ吸いに行っていていない。
おっとりと乗車すると他の客に荷物置きの場所を占領されて我々の大荷物が置けなくなるので、
早く乗車する必要がある。
おまけにホームは一番遠い15番線。
目の前のホームとは全く違う場所から発車するよう。
とりあえず今いる人間だけで荷物をガラガラ引いて先に乗り込むことにする。
荷物を何とか積み込みひろばを迎えに行かせたが、
なかなか他の人間が来ない。
ちゃんと合流できたのか・・・・
発車数分前になってたばこ吸いに行ってた3人がヒイヒイ走りながらやってきて、
何とか列車に乗れた。
ちょっと張り込んで一等車。
2列1列のシートレイアウトでゆったり。
コンセントも付いているのでパソコンでの作業もできる。
日本のグリーン車といったところ。
いつまでも続くのどかな畑や牧草地帯を眺めながら列車は進む。
パリは雨模様だったけど、南仏に近づくにつれ天気が良くなる。
マルセイユで停車したときは晴天。
トゥーロンまでは約4時間。
トゥーロンで1時間待って、乗り換えてカンヌまで1時間ちょっと。
カンヌまでは指定席はないが、コンパートメントで先客のフランス人と
乗り合いでカンヌまで。
パリやヴィルファバールとは街並みも違う。
夕方カンヌに着いて駅で待ってると主宰者でもあるカンヌ市の女性が車で迎えに来てくれたが、
全部の荷物が載りきらない。
とりあえず載せられるだけ載せて、ホテルは駅の反対側なので
後は徒歩で自分のスーツケースをガラガラ引いてチェックイン。
荷物をほどいて少し休憩して夕食へ。
海に近いレストランで今日もシーフード。
さすがに海が近いだけあって魚介類がうまい。
食事の後お香の田中さん達とカジノへ。
田中さんは着くなりカンヌに4軒あるカジノをすでに下見済み。
ブラックジャックとルーレットで1時間半ほど遊んで帰って来た。
明日は最終公演。

パリ、リヨン駅。

TGVの2階席。パソコンを広げてゆったり仕事。

トゥーロンからカンヌまでは8人掛けのコンパートメント。
左はお香の田中氏。

3月29日(月) カンヌ公演

朝、ホテルでメールチェックしていると携帯が鳴った。
ABCのディレクターから。
そうやった!。
8年半レギュラー出演してたABCラジオの「元気イチバン」が最終回で、
カンヌから電話で生出演するねやった。
30分後に本番に入ると言うので、その間にシャワーをそそくさと浴びて準備。
フランス公演の報告をしてリスナーに8年半のお礼を述べて国際電話での出演が終わった。
朝食を取る時間が無くなったのでそのまま支度。
ホテルのロビーに集まって、歩いて10分ほどの公演会場までガラガラ荷物を引いていく。
カンヌの会場はEspace Miramarという400人ぐらい入るホール。
ここにはちゃんと技術スタッフがいるので、こちらの注文通りてきぱき設営が進んでいく。
カンヌ映画祭の会場のひとつでもあるらしく、映画用のスクリーンが下ろされ、
その前に高座が組まれているが、舞台のかなり前なので、
舞台袖の鳴り物班からは高座が見にくい。
よく見るとこのスクリーンには小さな穴が無数に空いていて、
スクリーン裏から高座や客席が見える。
ならばとスクリーンの真後ろに三味線や太鼓を配置して照明を調節して見てみると、
客席からは全く後ろは見えないが、裏からは高座や客席がよく見える。
これなら演者の動きに合わせてはめものも演奏しやすい。
いつもなら舞台袖の幕の間や御簾を透かして高座を見ながら、つまり真横から演奏するが、
高座の真後ろから演奏するなんてみんな初めて。
おまけに客の顔までよく見える。
あらかた設営終わったところで昼食タイム。
こちらも一時間半の休憩。
スタッフに向かいのベトナム料理屋を勧められてそこで昼食。
テーブルの透明シートの下には映画祭で訪れた世界の映画関係者の名刺がびっしり張られている。
中には日本の配給会社やエイベックスの人の名刺も。
ついでに僕も名刺をはさんで来た。
ここの料理は大ヒットやった。
どれもこれもうまい。
ただ従業員の数が少なく、表回りが山城新伍に似たおやじ一人で切り盛りしてるので
てんてこ舞い。
ここもやはり昼食に一時間半かかってしまった。
昼食後、プロジェクター・音響・照明の調整をして、またお香の解説から通しリハ。
字幕のタイミングもあるが、スタッフに一通り見せておくと段取りも安心。
舞台袖と字幕のカーンとの連絡用に無線機を持ってきてるが、
今日の公演は進行する人間がいない。
客入れの状況などがわからないので、もう一台ある無線を伊藤さんに渡し、
伊藤さんから客入れの状況を判断して公演スタートを連絡してもらうことにした。
でも無線が3台あると混乱するのでコードネームを決めることにした。
前は字幕のマイケルも福矢もいつまでもインカムの操作がわからず、
両方ボタン押しっぱなしでしゃべってたりしてたので、コードネームは「アホ1号」と「アホ2号」やった。
今回は伊藤さんが「ジュテーム1号」でカーンが「ジュテーム2号」、
福矢を「ジュテーム3号」と決めた。
でも「ジュテーム3号からジュテーム1号へ」「はい、こちらジュテーム1号」
などとやり合ってるのはおかしかった。
開演の7時半まで少し時間が空いたので、街を散策してみることにした。
まず会場前からすぐそこに見える海に出て、海岸沿いを歩く。
浜辺にはカフェが並んでいて、カフェに入らないと砂浜に出られない。
みんなプライベートビーチのようになっている。
天気もいいし暖かくて気持ちいい。
それからヨットハーバーで豪華クルーザーを見て歩き市街地へ。
ショップをのぞいて行くと、おしゃれなシャツが目に入り、そこで僕とひろばは自分用に服を買った。
夕方ホールに戻ってちょっと休憩。
僕は開演前にまた雑誌のインタビュー。
「カンヌ・ソレイユ」というカンヌの情報誌の取材。
写真撮影もあるので着物に着替えて、伊藤さんの通訳で30分ほどインタビューを受ける。
開演前に主催者であるカンヌ市の代表と日仏協会の会長さんらが挨拶したが、
マルセイユの日本総領事もわざわざ来てくれて舞台挨拶。
そしてまたお香の解説からスタート。
会場は大きいが客の入りはイマイチ。
後で聞くと公演日を間違って掲載したり、宣伝が行き届いていないよう。
でも反応はここも上々で、ちゃんとツボでよく笑ってくれた。
終演後着替えているとカンヌ市や日仏協会の役員さんが挨拶に来られ、
カンヌ市からはカンヌの写真集と映画祭の豪華記念パンフを全員にいただいた。
それをみんなに配布するとき「カンヌ市から」と言うと、
みんな「え?神主?」と聞き返す。
まぁむりも無いけど・・・。
その後先ほど舞台挨拶された総領事も楽屋に訪ねてこられた。
ところがこの総領事の顔を見て思い出した。
8年前のベルギー公演の時にお世話になった塚原さんだった。
その時は在ベルギー日本大使館の広報文化センター所長だったが、
今は出世してマルセイユの総領事になっておられる。
意外な所で再会した。
10年も海外公演を続けているとこういうこともあるわなぁ。
世界中に知り合いがいる。
撤収後一旦ホテルに荷物を置きに帰って、市役所そばのイタリアレストランへ。
日仏協会の皆さんと共に夕食。
ピザを注文したが半身だけど一人で食べきれない量。
会食終了後、最終公演の打ち上げとして撮影班の野田氏が見つけていたアイリッシュパブで
改めて乾杯。
お香班3名は明日帰国するが、落語班と撮影班は残って最後に完全休養日となる。

カンヌの公演会場Espace Miramar。

コートダジュールの浜辺。

カンヌ映画祭でも使っているスクリーンに字幕を映す。
この裏で三味線や太鼓など鳴り物班が演奏している。

3月30日(火) 鷲の巣村エズ

今日はフランス最終日。
丸1日オフなので少し足を伸ばして遠出してみることにした。
近くに“鷲の巣村”と呼ばれる崖の上の村エズという所に行ってみることに。
お香班と伊藤さんは今朝カンヌを発った。
残った落語班は、朝ロビーに集まってまず太鼓類を梱包。
太鼓二つをスーツケースにそれぞれ入れ、段ボールに入れる。
他のお香道具と一緒に日本まで郵送する。
そして、他のホテルに投宿している撮影班とカンヌ駅で合流して、列車でまずはニースへ。
40分ほどでニースに着いて、そこからバスに乗ろうとしたが時間が合わず、
タクシー2台に分乗してエズまで行くことにした。
天気予報は雨と言う事なので我々はホテルで傘を借りていた。
パラパラと断続的に雨が降っている。
ニース市内は渋滞で市内を抜けるのに30分近くかかってしまった。
やがてタクシーは山に向かって走り、小1時間でエズに到着。
小雨がパラついている。
まずは腹ごしらえをしてからと、レストランに入りそれぞれ注文。
食事の途中でアコーデオンの流しのじいさんなどもテーブルにやってくる。
ところが食事の途中から雨が激しくなり、村全体が雲の中で何も見えない。
食事が終わってからしばらくレストラン前のテントで様子見。
少し小降りになってきたので村に上っていくことにした。
傘を差しながら坂道を上るが、観光客は先ほどの激しい雨で村から降りたか、
エズの村は誰もいない。
でも迷路のような細いくねくね道が続く古い家並みは本当に雰囲気が良く、
宮崎駿のアニメの世界のよう。
雨もほとんどやんできて、雲も切れて下界が見えた。
しばらく細い路地を散策してたら、また雨が降り出した。
古い街並みは所々にレストランやホテル土産物屋などあったりするので、
雨が治まるまで土産物屋をのぞくことにする。
でも店を出てくると雨はどんどん激しくなり、道が川になってる。
しばらく雨宿りしてまた小雨になった頃を見計らって、
村から降りて村の入り口にある土産物屋を一軒ずつのぞいて降りていった。
帰りはバス。
山を下りるともう天気は回復してきた。
バスターミナルでトラムに乗り換えてニース駅へ。
ニース駅に着く頃には青空まで見えてきた。
また列車に乗ってカンヌに戻り、駅で一旦解散。
僕は駅からすぐ近くの小さな山シュバリエ山に登ってみた。
山と言っても10分ほどで登れる丘で、古い城壁跡から町が一望できる。
帰りにまた土産物屋をのぞいて一旦ホテルに戻ってメールチェックなどして、
フランス公演の打ち上げ。
昨日の昼食で行ったベトナム料理屋LE JADEがうまかったので、
打ち上げもここにした。
ワインで盛り上がり、また昨日と同じアイリッシュパブで仕上げ。
明日フランスを発つ。

古い街並みが残るエズで。
雨はやんだが雲の中。

細い路地が迷路のように続く。

シュバリエ山からはカンヌの街が一望できる。

3月31日(水) さよならフランス

朝ロビーに集合してチェックアウト。
来た時と同じようにガラガラとスーツケースを引いて、地下道を通って駅の反対側へ。
カンヌから列車でニースまで行き、ニース空港からフランクフルトを経由して関空まで帰る。
カンヌ駅前で撮影班と合流。
撮影班はこの後パリへ移動するが、我々がカンヌを列車で発つところも撮影するという。
大荷物があるが、列車は自転車まで乗せる人が多いので広いラゲッジスペースがある。
昨日エズまで行ったとき、ニース空港は市街地のニース・ヴィル駅ではなく、
一つ手前の駅の方が近いとわかったので、そこで降りることにした。
ところが手前の駅で降りて驚いた。
駅前には空港行きのバス乗り場もトラムもタクシーも何もない。
確かに列車から空港が見えていて、ここが一番空港に近い駅のはずなのに・・・。
駅前でフリーペーパーを配っているお姉さんに、カーンが道を尋ねたが英語が通じない。
フランスではこう言うことがよくある。
英語が通じる人を探しに駅舎にカーンが入って行った。
待ってる間にサラリーマンが通りかかってどうしたのかと聞くので、
空港への行き方を聞いた。
親切に教えてくれるが、何か複雑でよくわからない。
なんか坂を下って左に曲がって橋を越えて・・・。
空港近くの駅で空港までの交通機関がそんなに離れているとは思えない。
礼を言って別れた後カーンが戻って来た。
教えてもらったもののカーンももひとつよくわかってないよう。
言われるままガラガラとスーツケース引いて坂を下り左に曲がったら、
上を道路が通っている。
橋というのはこのことのよう。
すぐまた右に曲がって進むがそれらしい物がない。
本当にこっちでいいのか、でもずいぶん前をスーツケースを引いてスタスタ行く女性がいる。
カーンに聞くとあの黄色の建物の向こうだという。
駅から500mぐらい離れてる。
空港行きのバス停がそんな駅から離れたところにあるなんて信じられない。
カーンの言う通りその黄色の建物の向こうにバス停はあった。
無料の循環バスのようだが、何もない寂しげな所にぽつりとある。
空港に近い駅で空港行きの無料バスがこんなわからない所にあるなんて・・・
バスに荷物を積み込むと、結構たくさんバス停に止まる。
その度に荷物を持った人が何人か乗り込んできて、満員になった。
ニース空港は国内線と国際線でターミナルが違う。
地方空港の割に大きな空港。
飛行機のチェックインも一苦労。
最近はどこでも機械を操作して自分で搭乗手続きをしないといけない。
パスポートをかざして、預ける荷物の数入力して、席を選んで、マイレージカード入れて・・・
本当に邪魔くさい。
みんなここで戸惑うので行列ができ、係員が来て対応する。
それなら初めから人間がすればいいのに。
日本語を選択すれば日本語表記になるのだが、
最初のフランス語表記がまず一瞥して戦意喪失させる。
英語なら何となくわかって日本語表示が無くてもできたりするが、
フランス語は全くわからない。
パリのメトロの自動券売機も観光客達がみんな券売機前で戸惑ってた。
結局僕も並んで人の窓口で切符買った。
少し遅れたが、飛行機は無事フランクフルトに飛び、
フランクフルトで乗り換えて次の日の朝関空に到着した。
フランスでの公演は3度目だが、前回のコルマールといい、
今回のヴィルファバールといい、地方都市にはこういった
日本の文化を伝える公演があまりないのでお客さんも興味津々。
これからも首都だけではなく、地方にも足を伸ばして
上方落語を伝えたい。

ダイジェスト写真 ヴィルファバール編

施設の横には教会と池が。

中庭の水飲み場で語らうひろばと花登。

親日家のジェロームさんは日本風庭園のお手入れ。

昔は近代農法のモデル施設だったらしく、昔の農機具が残されている。

ホールロビーの横には牛小屋も残っている。

食堂のワインは飲み放題。

リハーサル室では音楽家達が練習してた。

村の掲示板に貼られた公演のチラシ。

ホールには新聞記事のコピーも。

DVDの撮影班は前列に陣取っている。

ロビーのお香コーナーも大人気。

ヴィルファバールの家並み。あんな家や・・・

こんな家・・・

家を見ているだけで面白い。

道を歩いていても誰もすれ違わない。

いるのは羊と・・・

牛と・・・

牛のサドルカバーだけ。

絵はがきにしたい風景①

絵はがきにしたい風景②

絵はがきにしたい風景③

ホールの前で全員揃って記念撮影。

ダイジェスト写真 パリ編

パリ日本文化会館。観客が入場時にお香班が匂い袋を観客全員に配る。

客席は満席。

まずは田中氏のお香の解説からスタート。
こちらもフランス語字幕を作ってある。

字幕は会場後部のコントロールルームから操作。
高座横のプロジェクターまでケーブルは床下を通っている。
とても設備の充実した会館。

会館前からエッフェル塔が見える。
元阪神タイガース監督の吉田義男さんにパリ日本文化会館での公演を話したら、
「ああ、エッフェル塔の近所の」とご存じだった。

パリの初日打ち上げで行ったLa Coupole。
オマールに手長海老に生牡蠣にムール貝。見よこのボリューム。

トレヴィス劇場でスタッフ(中央)と話をする俳優のステファンと
奥さんで演出家のサンドリアーヌ。この劇場は彼らが見つけてくれた。

トレヴィス劇場の楽屋。
コメディーの上演が多いらしく壁にはたくさんのポスターが。
夜の出演者の衣装は楽屋に吊られたまま。

トレヴィス劇場の狭い舞台袖に設置した鳴り物。
舞台袖も歴史が感じられる。

トレヴィス劇場公演のチラシ。
こちらは日本人向けなので全部日本語。

2時間ほど時間が空いたので少しだけ散策。
今回パリで唯一行った観光地モンマルトル。

パリ、リヨン駅。ここからTGVでカンヌへ。

リヨン駅構内の食堂。
時間待ちに立ち寄る食堂とは思えないほど豪華な内装。

トゥーロンでTGVを降りて乗り換え。荷物の上げ下ろしが大変。
また直前までホームの表示がないので、しばらく降りたホームで待機。

パリから6時間かけてカンヌ到着。やはりパリより暖かい。

ダイジェスト写真 カンヌ・エズ編

カンヌの公演会場からすぐ海が見える。

ハーバーには豪華クルーザーが所狭しと停泊している。

カンヌの銀座通り。平日の夕方なので人はまばら。

店先に張られた公演のポスター。

「カンヌ・ソレイユ」という雑誌のインタビューを受ける。

開演前にスピーチをする在マルセイユ総領事の塚原さん。
8年前のベルギー公演でもお世話になった。

ここでもお香コーナーは大人気。

フランスの歩行者信号。丸みがあって可愛い。

ニースに向かう列車内で。これでも普通車両。
今回は鉄道移動が多かったので4日間有効のフランスレイルパスをフル活用。

エズの町並み。崖の上に建物が密集している。

建物もそれぞれ個性がある。

細い路地ばかりで迷路のよう。激しい雨が降ったので観光客もいない。

ドアもいい雰囲気。

どこを撮っても絵になる。

雨が激しくなるとこの路地が川のようになる。

ニーチェの小道。この坂道でニーチェは「ツァラトゥストラはかく語りき」の
構想を練ったとガイドブックにある。

エズの村の入り口にある教会。

教会内部。こぢんまりしてるが内装はすばらしい。

墓石の上にいた天然のエスカルゴ。

雲の切れ間から下界が見えた。

ニース・ヴィル駅。ニースまで戻ってくるともう青空。

列車はコートダジュールの海岸線を走る。
海岸からすぐ深くなるので海の色が濃い。

カンヌのノートルダム・エスペランス教会。
街を一望できるシュバリエ山の上にある。

街角にこんな水飲み場がひょいとあったりする。

カスタムメイドか、スマートのバギーらしい。

フランス最後の夜。アイリッシュパブで大盛り上がり。

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